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トトロは何者?正体=死神説の都市伝説が怖い!

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映画『となりのトトロ』に登場するトトロ。

愛らしい見た目で、物語では重要な役割を果たしていますが、そんなトトロの正体が何者なのか?が気になるところ。

今回の記事では、トトロは何者?正体=死神説の都市伝説が怖い!についてまとめました。

目次

トトロは何者?

映画『となりのトトロ』に登場するトトロは、スタジオジブリのキャラクターの中でも特に印象的な存在で、作品の魅力を支える重要なキャラクターです。

トトロの正体や特徴についてはファンの間で多くの議論を呼びましたが、映画内では明確にそのプロフィールが説明されることはありません。

映画内で「トトロ」という名前は、登場人物の一人であるめいが初めて呼んだことから、自然と定着した名前です。

トトロという名前自体に明確な意味や由来は描かれていませんが、一般的に「トロール」という北欧の伝承に登場する妖精や怪物の名前に由来しているのではないかとも言われています。

トトロの外見は非常に特徴的で、映画の象徴的なキャラクターとして親しまれており、大きな体に丸い顔、特徴的な大きな目と口を持ち、灰色の毛皮に覆われています。

大トトロは非常に巨大で、子どもたちが乗って遊ぶことができるほどの大きさです。

トトロの特徴的な体型や顔立ち、そしてふわふわとした毛皮は、自然界の精霊や動物をモチーフにしたデザインとして、観客に親しみやすさと神秘性を同時に感じさせます。

トトロは木の中から出てくることができ、自然界との強い繋がりを持っています。

特に大トトロは、木の根元で眠っているシーンが描かれており、その存在自体が自然の一部であることを示唆しています。

また、トトロは飛行能力を持っており、さつきとめいを乗せて空を飛ぶシーンが描かれ、大トトロが飛ぶ姿は、自然の力を象徴するような存在であることを示しています。

トトロはさつきやめいに癒しを与える存在でもあり、めいが迷子になったときには、トトロが人間に手を差し伸べる優しい存在であることを示しているといえそうです。

さつきとめいはトトロの存在を「友達」として受け入れ、物語の中でトトロはさつきとめいを助ける重要な役割を果たしています。

トトロの登場シーンは?

映画「となりのトトロ」のトトロの出演シーンについて、映画の中でトトロが登場する各シーンを、振り返ってみます。

最初の出会い
トトロが最初に登場するのは、妹のメイが庭で遊んでいる場面です。ここでは、メイとトトロの最初の交流が描かれ、物語のファンタジー要素が強調されています。
メイは庭で遊んでいる最中、小さなトトロ(チビトトロ)を見つけ、チビトトロは木の実を抱えながら、家の周りをちょこまかと動き回ります。
その様子に興味を持ったメイは、チビトトロを追いかけ始めます。

大きなトトロとの出会い
チビトトロを追いかけて森の中に入ったメイは、やがて大きなトトロが寝ている場所にたどり着きます。
大きなトトロはクスノキの大樹の根元で大きな音を立てながら寝ており、ふっくらとした体と穏やかな表情が印象的です。
この時、メイが「あなたは誰?」と尋ねた際、トトロが低い声で唸り、その音を「トトロ」と聞き取ったことから、トトロという名前が付けられます。
メイは恐れることなくトトロの大きな体に登り、抱きつくなど親しみを示します。
トトロが子どもたちにとって恐怖ではなく、安心感を与える存在であることを象徴しているといえそうです。

サツキとのバス停での出会い
雨の夜にバス停でサツキとトトロが出会う場面です。
サツキとメイは父親を迎えるためにバス停で待っていますが、雨が降り続いていますが、そこに突然、トトロが現れます。
トトロは葉っぱを頭に乗せて雨宿りをしています。
サツキが自分の傘を差し出すと、トトロは不思議そうに受け取り、傘を使い始めます。
このとき、傘に雨が落ちる音を面白がり、微笑ましい表情をトトロが浮かべ、その後、猫バスが現れます。
猫バスはトトロの呼びかけに応じてトトロを迎えに来るため、トトロが自然界の力をコントロールする存在であることが示唆されているようです。

メイを探すサツキを助けるトトロ
サツキはメイを探すために必死になり、トトロの元を訪れます。
サツキは「メイを探すのを手伝ってください」とトトロに懇願します。
トトロは再び猫バスを呼び出し、サツキと一緒にメイを探す旅に出ます。
猫バスは圧倒的なスピードで村を駆け抜け、メイの居場所へと向かい、猫バスのおかげで、サツキとメイは無事に再会することができます。

トトロの正体=死神説の都市伝説が怖い!

映画の中でトトロの正体は明かされていません。

そんな中、一部の視聴者より、「トトロの正体は死神である」という都市伝説が存在します。

その根拠となる理由についてまとめました。

『となりのトトロ』のテーマが死を連想させるから?

『となりのトトロ』では、田舎で暮らし始めた姉妹のサツキとメイが自然界の精霊や神秘的な存在、トトロと出会う物語です。

映画は表面的にはほのぼのとしたファンタジーであり、姉妹が冒険する様子を描いていますが、深い部分では生と死、生命の尊さ、家族の絆、そして死後の世界に対するテーマが織り交ぜられているように感じます。

特に注目すべきは、映画の冒頭で語られるサツキとメイの母親の病気というバックグラウンドです。

母親が病床にあり、その存在が物語を通じて姉妹たちに強い影響を与えます。

この母親の病気は、死というテーマを非常に強く暗示しており、物語の中で「死後の世界」に関わる象徴が多く見られます。

そのため、トトロが死を連想させる象徴なのでは?と、「トトロ=死神」説が浮上してしまったようです。

サツキとメイの影が見えないから?

映画の中で、サツキとメイの影が見えないシーンがいくつかあります。

これは意図的な演出として解釈されることが多く、特にトトロの登場シーンで顕著です。

影が見えない、あるいは不明瞭な場面があるとき、そのシーンは死後の世界に通じる瞬間として描かれることが多いとされており、日本の映画や文学では、影が見えないことがしばしば「死」を暗示する手法として使われてきました。

トトロが登場するシーンにおいて、サツキとメイの影が映らないことは、サツキとメイが死の世界に触れ、あるいはその境界を越えていることを示唆している可能性があります。

「影がない」という描写は、トトロが死後の世界の存在としてサツキとメイの前に現れ、死の象徴となっていることを暗示しているのかもしれません。

そのため、トトロは、サツキとメイを死後の世界に導く存在として登場することが、この映画のテーマである「生と死」の交錯を強調するために必要な役割を果たしているのでは?という意見が上がっているようです。

トトロの能力が「死後の世界」を暗示しているから?

トトロは、映画の中でしばしば「神秘的な力」を発揮します。

トトロの登場シーンでは、現実世界と異次元の世界が交錯しているような感覚を観客に与えることがあります。

トトロが現れる際には、霧や霧雨が立ち込め、幻想的な雰囲気を作り出しており、死後の世界や霊的な空間に関連する演出と見ることができます。

また、トトロが登場する場所が自然界の「木の中」や「地下」のような場所であることも、死後の世界と繋がりがあることを暗示しています。

地下のシーンでは、地下墓地や葬儀に関連する場所と重なる印象を与えるように感じますし、トトロの出現場所やその周囲の雰囲気は、トトロが死後の世界に関与していることを示唆するものとして解釈できそうです。

死の隣人事件との関連が深いから?

映画内でトトロが現れるシーンのいくつかには、霧や霧雨といった演出が見られます。

霧の中でトトロが登場することで、トトロが死後の世界や「死の隣人事件」に関連する存在であるという解釈が生まれました。

「死の隣人事件」とは、都市伝説で、死者が霧や煙の中に現れ、生者と交わることを暗示しています。

霧の中から現れるトトロは、死後の世界に住む存在が生者に接触する瞬間を象徴しており、サツキとメイがその隣に立っていることを意味します。

つまり、トトロは「死の隣人」として生者と死者の世界をつなぐ存在であると解釈できそうです。

母親の病気とトトロの関連が怪しいから?

サツキとメイの母親は病気で入院しており、物語の中でその病状は一貫して暗示されています。

母親の病気が物語に与える影響は非常に大きく、サツキとメイは日々そのことで悩み、不安に包まれています。

母親が死に向かっているという認識は、映画全体における死のテーマを強く反映させています。

映画の終盤、母親の病気が回復に向かう場面では、トトロが死後の世界との境界を越えて、サツキとメイを支える存在として機能していることを示唆しています。

トトロが「死神」であるという解釈は、このように母親の病気と死を迎える準備をするための役割を担っていると見ることができます。

となりのトトロの正体=死神について、公式は否定している!

映画『となりのトトロ』におけるトトロの正体が「死神」であるという解釈は、長年にわたりファンの間で議論されてきました。

しかし、スタジオジブリは公式にこの解釈を否定しています。

ジブリの広報部は公式ブログ「ジブリ日誌」において、「トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、『となりのトトロ』には全くありませんよ」と明言し、都市伝説として広がった誤解を訂正しました。

また、サツキとメイの影がないシーンについても、作画上で不要と判断して略しているだけであり、特別な意味はないと説明しています。

このように、スタジオジブリは『となりのトトロ』におけるトトロの正体に関する都市伝説を公式に否定しています。

この公式見解により、トトロが「死神」であるという解釈は誤解であることが確認され、ファンの間で語られるさまざまな解釈や都市伝説は、公式なものではなく、そういった事実もないと断言できます。

『となりのトトロ』は、自然と子供たちの純粋な心を描いた作品であり、死や暗いテーマを意図的に取り入れたわけではないとされています。

ファンの間で語られるさまざまな解釈や都市伝説は、公式なものではないですが、物語を楽しむためのスパイスのような役割を担っているのかもしれません。

トトロの正体は?

「トトロ=死神説」は、明確に公式が否定しており、結局トトロってなんなの?と不思議に思われる方も多いようです。

トトロが何者であるかについては、映画の中で明確に説明されておらず、トトロの正体についてはさまざまな解釈が存在します。

トトロの正体については、3つの方向性が考えられそうです。

トトロ=精霊・神の存在説?

最も一般的な解釈の一つは、トトロが「精霊」や「自然の神」として描かれているというものです。

映画の舞台は、田舎の自然豊かな場所であり、トトロが登場する場面も多くの自然と結びついています。

例えば、大トトロが木の中から現れるシーンや、トトロが「草野に足を踏み入れた神の使い」として登場するシーンなどがその例です。

また、トトロが持つ神秘的な力や、時に「癒し」を与える存在として描かれることも、自然の神や精霊としての性格を強調しています。

映画の中では、トトロの存在が自然と調和しているように見えますし、トトロがさつきやめいに対して優しさを見せることから、自然界の力を象徴しているという解釈がされます。

トトロ=死後の存在=霊的な何か説?

トトロが「死後の世界に関わる存在」という意見も上がっていました。

例えば、めいが迷子になった際、トトロが助けに来る場面があり、このシーンを通して、トトロが「生者と死者を繋ぐ存在」や「死後の世界の使者」として描かれている!という指摘もあります。

また、さつきとめいの母親が病気で入院しているという状況が、トトロが「死後の世界」に関連する存在であるという解釈の背景となっているようです。

トトロの登場シーンは、どこか現実離れした神秘的な雰囲気を持っており、このことがトトロを「死後の存在」に関連付ける要因となっています。

トトロ=夢の世界の存在説?

トトロが「夢の世界の存在」であるという意見もありました。

映画全体が幻想的な雰囲気を持っていることから、トトロの正体を「夢の中で見た存在」と捉える解釈です。

この解釈では、トトロがさつきとめいの心の中で生まれた幻想であり、さつきとめいが抱える不安や希望がトトロという形で具現化されているというものです。

夢の中の存在として描かれるトトロは、物語の中で重要な役割を果たす存在であり、さつきとめいの成長を助ける都合の良いキャラクターとして描かれています。

まとめ

映画『となりのトトロ』におけるトトロの出演シーンは、どれも物語の進行に欠かせない重要な要素です。

それぞれのシーンでトトロは、子どもたちに安心感を与え、観客に対しても自然とのつながりや家族愛の大切さを訴えかけています。

神秘的でありながら親しみやすい存在感は、映画の魅力をさらに引き立てています。

トトロの登場シーンを振り返ることで、改めてこの作品の深い魅力を味わうことができそうですよね。

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